フランク シュワルツ先生の研修会に行ってきました
- お知らせ
インプラント周囲炎治療の世界的な権威であり、ドイツのフランクフルト大学のインプラント治療センター教授である、フランク シュワルツ先生が来日され、先日研修会に行ってきました。
なんと、最新のデータではインプラント治療後にインプラント周囲粘膜炎に罹患する割合は全体の40~50%(2~3本に1本)さらに炎症の進んだインプラント周囲炎になっている割合は15~30%(4本に1本)となっている。こんなに多くのインプラント症例が問題を抱えているのかと思うとびっくりです。
インプラントをすべきではない症例,いわゆる禁忌症例の定義も変わりました。
1.コントロールされていない糖尿病、ホルモンバランス異常などの疾患のある方。ヘビースモカーが外れました
2.定期的なメンテナンスが受けられない方
3.インプラント周囲に健全な角化歯肉が不足している方
今回の研修を受けて改めて思いました。インプラントは繊細な治療方法であり、患者さんは一生持たせる覚悟で、治療を受けるべきと考えます。また、術者は日々研鑽を積み、最良の治療に望むことが大切。